キリスト教が禁じられていた時代に、ひそか信仰を守りつづけていた浦上の信徒たちは、明治のはじめ、罪人として捕らえられ、西日本各地に送られました。過酷な労働をしいられ、改宗を迫られる苦難の日々を、彼らは〈旅〉と呼んだといいます。農家の娘たみ、浮浪児千吉のたどった数奇な人生を軸に、信じるという普遍的な問いにせまる歴史小説。
作: 今西祐行
出版社:岩波書店
対象年令:小高学年〜
頁数:366
サイズ:17×11cm
ISBN:9784001141320
浦上の旅人たち